アユの不漁が大きな問題となっている県北の五ケ瀬川水系で、アユ資源に回復の兆しが見え始めている。県は今月、天然の推計資源尾数が今年5月時点で126万尾と、昨年同時期(68万尾)の倍近くまで増えたことを公表。今年から始めた「海産稚アユの採捕停止」など官民挙げた対策が奏功しているとみられ、「アユやな」などを営む観光関係者らも歓迎する。ただ、年間40~50トンの漁獲量があった昭和50年代後半の資源量に相当する目標の396万尾には遠く及ばず、来年も採捕停止が続くこととなった。
(全文は30日付朝刊または携帯サイトで)