ホーム ひと

県総合政策部長に就いた 橋本 憲次郎(はしもとけんじろう)さん

2014年4月9日
 県の筆頭部長に位置付けられる総合政策部長に就いた。取り組み2年目のフードビジネスや、本年度から基金を設けた「人財づくり」など全庁で臨む重要施策の調整役。県の総合計画アクションプランは最終年度で、新計画策定準備も始まる。

 「復興から新たな成長を掲げる知事の言葉を具現化していきたい。政策を担当する総合政策課や県民生活に直結する生活・協働・男女参画課など、幅広い10課がそれぞれの分野で仕掛けていく必要がある」。力点を置く事業の一つにフードビジネスを挙げ「何をターゲットにどういう数字をどう挙げていくのか。目標を共有し、具体化する段階に入る」と見据える。

 総務省出身。本県は福祉保健部次長を1年、新設ポストの危機管理統括監を2年務めた。「後で『いい人だった』と言われるだけじゃだめ」と気合を入れ直す4度目の春だ。快活な笑顔と明朗な弁舌の持ち主。危機管理統括監時代の部下は「企画力と行動力を兼ね備えた人。アイデアをどんどん出し、自ら関係省庁に出向いて予算を取ってくる。総合政策部長はぴったり」と太鼓判を押す。

 本人は「アイデアを出したつもりはない。ただ、制度をまじめに守る県庁職員に対し、制度は変えていいと折に触れて言った。そうすると、いろんな知恵を出してもらえる。皆の力を引き出すのが私の仕事」。県庁全体が課題解決へ前向きに動く雰囲気づくりを目指し、モットーは「明るく楽しく元気よく」だ。

 宮崎市内の官舎で妻、2男1女と暮らす。千葉県佐倉市出身。43歳。(報道部・足立希)

このほかの記事

過去の記事(月別)