日南の葉ワサビ出荷が最盛期 きょう春分の日
2016年3月20日
20日は彼岸の中日にあたる「春分」。昼と夜の長さが同じになる。日南市酒谷甲の山あいでは、葉ワサビが出荷の最盛期を迎えている。
石山政徳さん(81)は、棚田を切り崩した緩やかな斜面に、湧き水を絶えず注ぎ込み葉ワサビを栽培している。一つの根から5~10本伸びる葉ワサビは、40センチほどになったら手作業で切り取る。しゃきしゃきした歯ごたえと、特有のツンとした辛みがあり、天ぷらや白あえ、しょうゆ漬けが人気という。石山さんは「暖かい日が続くと葉の成長も早くなり、5月中旬までは忙しい。しょうゆ漬けにして花見に持って行くのが楽しみ」と手際よく収穫していた。
(全文は20日付朝刊または携帯サイトで)
【写真】出荷の最盛期を迎えている葉ワサビ。歯ごたえとツンとした辛みが特長=19日午前、日南市酒谷甲