有害鳥獣のシカ、イノシシの県内捕獲数が昨年度、それぞれ2万8451頭、2万4264頭で共に過去最多だったことが県のまとめで分かった。捕獲を後押しする国の交付金などが奏功した形だが、狩猟免許所持者は高齢化で減少傾向が続き、先行きは楽観できないのが実情だ。山で駆除が進む中にあっても山あいの集落には「里にすみ着いたシカは増えている」との声があり、地域ごとの被害対策の重要性を関係者は訴える。
(全文は5日付朝刊または携帯サイトで)【写真】田畑の周りに設置している電気柵をチェックする木城町駄留地区鳥獣被害対策協議会の平木代表(右)ら