国内で使用が認められていないホルモン型除草剤を含んだ牛ふん堆肥が原因とみられる農作物の生育障害が、県内で発生していることが15日、分かった。除草剤は牛の餌となる輸入飼料に付着していたとみられ、県が把握しただけでも、スイートピーは県総合農業試験場と農家7戸、ミニトマト3戸で被害が発生。畜産物の安全性や人間の健康に影響はほとんどないとされるが、葉や実が変形し、苗が枯れた事例もある。被害農家は行政に周知徹底を求めている。
(全文は16日付朝刊または携帯サイトで)【写真】堆肥に残留したクロピラリドの影響が疑われるスイートピー。生育障害により葉が丸まった=都城市高崎町