「桜まだ?」やきもき 名所閑散、催し延長も
2017年4月1日
異例の“遅咲き”にやきもき-。県内で、桜の開花が平年より大きく遅れている。宮崎地方気象台は31日も開花発表を見送り、1993年以来24年ぶりに4月にずれ込むことになった。例年なら花見客でにぎわう各地の名所も閑散としており、イベント延長を決めた地域も。「桜はまだか」。関係者は春の訪れを今か今かと待ち望んでいる。
ソメイヨシノ数百本が開花を待つ宮崎市の天神山公園。この日はあいにくの雨で、出店も並ぶ「さくらまつり」に人はまばら。実行委事務局の桑原資和さん(62)は「やっぱり主役がないと。週末にかけて少しでも咲いてくれればいいが」と困惑気味。「これじゃ枝見だ」と寂しそうに酒を傾ける客もいるという。
(全文は2日付朝刊または携帯サイトで)
【写真】「さくらまつり」のステージ行事の準備が進む天神山公園。桜はつぼみの状態で関係者は気をもんでいる=31日午後、宮崎市