西都市教委は、同市右松の国指定史跡「日向国府跡」にあった建物「国庁」の発掘調査で、「前殿(ぜんでん)」と呼ばれる建物の遺構が新たに見つかったと明らかにした。同市教委によると前殿跡は国内で数件にとどまり、珍しいという。「脇殿(わきでん)」と呼ばれる建物跡も二つ確認された。国府は奈良・平安時代に現在の県庁の役割を果たしていたとされ、同市教委は「建物の主要な配置が明らかになった」としている。
(全文は9日付朝刊または携帯サイトで)【写真】日向国府跡で見つかった「前殿」の遺構。柱があったとみられる穴がいくつか確認された=西都市右松