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地方局にCM差し替え拡大 フジ問題、割れる企業対応 

2025年01月24日19時28分
 フジテレビでCMの差し替えが相次いでいる問題を巡り、系列の地方テレビ局にも同様の動きが拡大していることが24日、分かった。スポンサー各社は、フジテレビが制作する番組に対して全国一律でCMを差し替えたり、地方局と個別に契約したCMを止めたりしている。ただ「地方局に非はない」(金融大手)として継続する例もあり、対応は割れている。

 フジテレビの一連の問題を受け、ホンダやSUBARUなどは全国一律でACジャパンに差し替えた。系列の準キー局、関西テレビの大多亮社長は22日の記者会見で、スポンサー三十数社からCMの差し替えや提供表記の取り下げを求められていると明らかにした。

 東北や北関東でスーパーを展開するヨークベニマル(福島県郡山市)は、フジ系列の仙台放送、さくらんぼテレビ、福島テレビの3局へのCMを見合わせた。資源開発大手のINPEXはフジテレビに加え、生産拠点がある新潟県のNST新潟総合テレビのCMを差し替えた。

 一方、地方局が制作する番組へのCMを継続する流れもある。
【写真】 大阪市の関西テレビ=24日午後