文化庁は１４日、地域に根付く食文化をＰＲする「１００年フード」に、伊勢うどん（三重）やからしれんこん（熊本）など２８道府県の５０件を認定したと発表した。郷土料理やＢ級グルメが対象で、認定は４回目。総数は３００件。

　３部門に分かれ、江戸時代以前から伝わる「伝統」は、伊勢うどんやからしれんこんなど３０件。明治・大正から続く「近代」は甲府鳥もつ煮（山梨）など６件、昭和以降に誕生し今後１００年の継承を目指す「未来」は、なみえ焼そば（福島）や久留米焼きとり（福岡）など１４件を認定した。

　伊勢うどんや柿の葉ずし（奈良）など４件は、観光振興の活用モデルになるとして特別賞にも選んだ。