2025年03月16日17時29分
囲碁の女性国際戦、第7回ワールド碁女流最強戦は16日、東京都江東区で決勝が打たれ、日本の上野梨紗女流棋聖(18)が韓国の崔精九段(28)を破り、女性国際戦初優勝を果たした。
日本勢の同大会優勝は2022年、上野女流棋聖の姉、上野愛咲美女流立葵杯(23)が第4回大会で優勝して以来3年ぶり2人目。
決勝の相手、崔九段は世界の女性第一人者で、同大会も前々回、前回と2連覇していた強敵。上野女流棋聖は、リードを許す苦しい展開となったが粘り強く追い込み、最終盤で逆転の妙手を放って勝利をつかんだ。「本当に現実なのかよく分からなくて、信じられない気持ち。とてもうれしい」と喜びを語った。
【写真】 囲碁の女性国際戦、第7回ワールド碁女流最強戦決勝で、崔精九段(右)を破って初優勝を果たした上野梨紗女流棋聖=16日午前、東京都江東区(日本棋院提供)