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米ロシア首脳、18日電話会談へ ウクライナ停戦要求 

2025年03月16日22時43分
 【ワシントン共同】トランプ米大統領は16日、ロシアのプーチン大統領と18日に対話すると明らかにした。米国が提示したウクライナとの一時停戦案の受け入れを求めるとみられる。米国のウィットコフ中東担当特使はCNNテレビのインタビューで「今後数週間のうちに何らかの合意が得られると期待している」と述べた。

 ルビオ米国務長官は16日、ラブロフ・ロシア外相との15日の電話会談について「非常に期待が持てるものだった」とCBSテレビに語った。米ロ首脳の電話会談に向けた地ならしを進めたとみられる。

 ルビオ氏は一時停戦を実現した後に恒久的な戦争終結を目指しているとし、その実現にはロシアとウクライナ双方による「多くの努力と譲歩が必要だ」と述べ、複数の課題があるとの見方を示した。

 ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も16日、ABCテレビに「プーチン氏が一時停戦を検討していると聞いている」と語った。
【写真】 2017年、ドイツ・ハンブルクで会談したトランプ米大統領(右)とロシアのプーチン大統領(AP=共同)