2025年01月13日17時45分
元理事長岩本絹子容疑者(78)の逮捕を受け、東京女子医大(東京都新宿区)の清水治理事長は13日、大学で記者会見し「岩本容疑者の専横的な意思決定をけん制できず、ガバナンス(組織統治)を発動できなかった」と述べた。事件の背景に、金銭に対する岩本容疑者の強い執着があったとも指摘した。
会見の冒頭、山中寿学長らと共に頭を深く下げて謝罪した。「(岩本容疑者が)自分のための利益を図った。在るべき経営の姿から離れ、利益相反的な意図があったのではないか」と批判した上で「責任を厳正に追及していく」と強調した。
【写真】 元理事長の逮捕を受け、記者会見する東京女子医大の清水治理事長=13日午後、東京都新宿区