2025年03月17日10時44分
太陽光パネル製造会社「Abalance(エーバランス)」株を巡りインサイダー取引をしたとして、金融商品取引法違反の罪に問われた同社元執行役員堀内信之被告(61)に東京地裁(榊原敬裁判官)は17日、懲役2年6月、執行猶予4年、罰金250万円、追徴金1億307万円とする判決を言い渡した。
検察側は懲役3年、罰金300万円、追徴金1億307万円を求刑していた。
起訴状などによると、エーバランスの子会社が、ベトナムで太陽光パネルの部品工場を建設するための設備を取得する決定をしたとの未公表情報を知り、公表前の23年1月下旬、計1万9400株を計約5316万円で買い付けたとしている。
【写真】 東京地裁などが入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関