2025年03月18日19時13分
公正取引委員会は18日、取引先のスーパーなどに対してプライベートブランド(PB)製品の店頭販売価格の下限を示していたなどとして、九州・沖縄で「CGC」のブランド名で食料品や日用品の開発、供給を手がける「九州シジシー」(福岡市)に対し、独占禁止法違反の恐れがあるとして警告した。
公取委によると、同社は遅くとも2021年4月以降、販売店に卸す約1900品目のうち、ドレッシングやしょうゆなど複数品目について下限の売価を示し、販売店側から同意を得ていた。下限売価を下回った場合、引き上げるよう要請もしていた。
公取委が昨年10月から調査していた。
【写真】 九州CGCが店頭販売価格の下限を示していた商品=18日午後、福岡市の公正取引委員会九州事務所