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渡辺恒雄氏死去、政界から悼む声 「戦後政治の生き証人」 

2024年12月19日12時59分
 読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆の死去を悼む声が19日、政界から相次いだ。林芳正官房長官は記者会見で「多くの政治家と接した戦後政治の生き証人で、私自身も該博な知識、見識から多くを学ばせてもらった」と述べた。石破茂首相は官邸で記者団に「偉大なジャーナリストだった。これからの日本国家の歩みについて、まだまだ教えていただきたかった」と語った。

 自民党の岸田文雄前首相は共同通信の取材に「首相在任中、アドバイスをもらい、大変温かい激励の言葉をいただいた。一つの時代が終わった感じだ」としのんだ。

 公明党の斉藤鉄夫代表は、消費税の軽減税率導入を巡り、渡辺氏から「新聞文化を守るために必要だ」と激励を受け、公明の主張を後押ししてもらったと述懐した。

 立憲民主党の野田佳彦代表は「日本の言論界をけん引してきた巨星であり、心からお悔やみ申し上げる。大変ショックだ」とのコメントを発表した。

 日本維新の会の前原誠司共同代表は記者会見で「何度もアドバイスをいただき、政治に対する見識が勉強になった」と話した。
【写真】 記者団の取材に応じる石破首相=19日午前、首相官邸