2025年01月25日19時43分
石川県の馳浩知事は25日、北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪間の延伸ルートを巡り、福井県小浜市や京都府を通る現行計画で着工を見送っている政府・与党を批判した。金沢市で開いた県政報告会で「説明がない中では納得できない。(沿線自治体が)合意する着地点を見つける努力をすべきだ」と強調した。
政府・与党は延伸区間の2023年度の着工を目指したが、地下水への影響を不安視する京都府への配慮などから、24、25年度とも着工を断念した。馳氏は「仏の顔も三度までだ。説明がないまま(一度)決めたことだと言い張るのは無理がある」と指摘した。
【写真】 馳浩・石川県知事