2025年01月21日03時54分
【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日の就任演説で「火星に星条旗を立てる」と表明した。火星への有人飛行を念頭に巨大宇宙船スターシップの開発を進める実業家イーロン・マスク氏の意向がにじんだ。就任式に出席したマスク氏は発言に、親指を立てて喜びをあらわにした。
航空宇宙局(NASA)は国際月探査「アルテミス計画」を推進中。第1次トランプ政権で始まり、将来の火星探査を見据えた計画だ。第2次政権後半の2027年に有人月面着陸を目指す一方、厳しい予算制約に直面する。
トランプ氏は演説で、米国が19世紀、西部への領土拡大で用いたスローガンになぞらえ「星々を目指す明白な運命を追求する」とも述べた。
【写真】 20日、米連邦議会で親指を立てるイーロン・マスク氏(ロイター=共同)