男子ゴルフの石川遼が２５日、千葉県野田市内で取材に応じ、日本ツアー２勝を挙げて通算２０勝に到達した今季について「喜ぶところと喜べないところがはっきりしたシーズンだった」と、収穫とともに課題も残った１年を渋い表情で総括した。

　主戦場の日本で最終戦まで賞金王を争って健在をアピールしたが、来季の米ツアー出場権を懸けた２次予選会は通過ラインに２打及ばず敗退。「いい部分もあったが、悪い部分が安定して出た」と独特の言い回しで反省し、「いつでもチャレンジしたい」と来年以降の米ツアー挑戦に意欲ものぞかせた。

　来季の具体的な目標については明言を避け「１年をかけて少しでも前に進みたい」と語った。