2025年01月10日18時32分
【メルボルン共同】男子テニスで昨年の全豪オープンのシングルスを制したヤニク・シナー(イタリア)が10日、同大会の会場で記者会見し、自身のドーピング疑惑に「何も悪いことはしていない」と潔白を主張した。
昨年3月に筋肉増強作用がある薬物に陽性反応を示したが、不正監視機関ITIAはスタッフが指の傷の治療で禁止物質を含むスプレーを使ったとの説明を支持し、資格停止処分を科さなかった。世界反ドーピング機関(WADA)はこれを誤りとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴し、1~2年の資格停止を求めている。
【写真】 9日、全豪テニスの組み合わせ抽選で、入場する男子シングルス前回覇者のヤニク・シナー。左は女子のアリーナ・サバレンカ=メルボルン(共同)