2025年01月03日11時07分
【ニューヨーク共同】1945年8月6日の広島で被爆し、ケロイドの治療のために渡米した「原爆乙女」の一人で、在米被爆者の笹森恵子(ささもり・しげこ)さんが、昨年12月15日、西部カリフォルニア州マリナ・デル・レイの自宅で死去した。92歳。米紙ニューヨーク・タイムズが2日付紙面で報じた。死因は明らかになっていない。
32年、広島市生まれ。13歳だった広島女子商業学校(現広島翔洋高)1年時、爆心地から約1・5キロで被爆。顔や手に重度のやけどを負った。
55年に作家の故ノーマン・カズンズ氏らの支援で米国に渡り、ケロイドの治療を受けた。
【写真】 笹森恵子さん