2025年01月07日00時00分
【ニューヨーク共同】カナダのトルドー首相は6日、記者会見を開き、首相と与党自由党の党首を辞任する意向を表明した。10月までに実施される総選挙で「自分は最良の選択肢にはなれない」と語った。物価や住宅価格の高騰で支持率が低迷し、党内外で辞任圧力が強まっていた。
2015年11月に首相に就任し、在任期間では先進7カ国(G7)首脳で最長だった。新党首が選ばれるまでは首相と党首にとどまる。
昨年12月下旬の世論調査でトルドー氏の支持率は就任以降で最低の22%に落ち込んだ。自由党の支持率も16%で、最大野党の保守党の45%に大差をつけられている。
【写真】 6日、記者会見するカナダのトルドー首相=オタワ(ADRIAN WYLD/THE CANADIAN PRESS提供・AP=共同)