【ワシントン共同】９日に米首都ワシントンで執り行われたカーター元大統領の国葬で、トランプ次期大統領とオバマ元大統領が会話を交わした。トランプ氏は南部フロリダ州の私邸に戻った後「お互いのことが好きだと思う。考え方は少し異なる。仲良くやっている」と記者団に述べた。会話内容は明かさなかった。

　共和党のトランプ氏は民主党のオバマ氏が米国で出生しておらず、大統領資格がない疑いがあると根拠なく主張したことがあり、互いに批判し合ってきた。

　ニューヨーク・ポスト紙電子版は９日、トランプ氏が重要な問題を協議するため、オバマ氏に「静かな場所を探さなくてはならない」と話しかけていたとみられると報じた。