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日本センター停止の可能性 ロシア政府発表、友好象徴 

2025年01月18日19時47分
 【モスクワ共同】ロシアのミシュスチン首相は18日までに、ロシア国内で日本語教育などを行い、日ロ友好の象徴ともなってきた施設「日本センター」に関する日本政府との覚書の履行停止を命じた。命令は15日付で、政府サイトに公開された。ロシア各地にある日本センターの活動停止につながる可能性がある。

 日本外務省によると、日本政府が1994年から2001年にかけて極東ハバロフスクやウラジオストク、首都モスクワなど計6都市に設置した。日ロ関係の発展に貢献する人材育成といった目的で、日本政府の予算で経営関連講座や日本語講座を開いてきた。ロシアにおける親日家を育成してきたとも言える施設。
【写真】 サハリン日本センターで日本語を学ぶロシア人学生たち=2000年12月、ユジノサハリンスク