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日本郵船運航乗組員を解放 フーシ派、23年紅海で拿捕 

2025年01月22日23時04分
 【カイロ共同】イエメンの親イラン武装組織フーシ派幹部は22日、フーシ派が2023年11月に紅海で拿捕した日本郵船運航の貨物船の乗組員を解放したと明らかにした。乗組員に日本人はいない。パレスチナ自治区ガザでの停戦発効を受け、解放した。幹部は、貨物船の返還については決まっていないと共同通信に説明した。

 ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘を巡り、ハマス支持を掲げるフーシ派は、イスラエルの実業家の保有とされた日本郵船運航の貨物船「ギャラクシー・リーダー」を拿捕した。地元報道によると、乗組員はオマーンに引き渡された。乗組員は25人で、国籍はブルガリアやウクライナ、フィリピンなどと伝えられている。
【写真】 イエメンの武装組織フーシ派が紅海で拿捕した日本郵船運航の「ギャラクシー・リーダー」=2023年11月(フーシ派メディアセンター提供、AP=共同)