2025年01月28日18時14分
【キーウ共同】ロシア西部クルスク州でウクライナ軍と交戦する北朝鮮兵の3割以上が死傷し、北朝鮮がロシアへの追加派兵に踏み切るとの観測が出ている。韓国軍合同参謀本部は24日の声明で「北朝鮮が追加派兵の準備を加速させている」と指摘。米紙ニューヨーク・タイムズによると、米国防当局者は今後2カ月以内に増派が行われるとの見通しを示した。
ウクライナ軍によると、クルスク州に派遣された北朝鮮兵は1万1千~1万2千人。英国防省は24日、1月中旬までに約4千人が死傷し、うち死者は約千人との推計を公表した。英国防省は「短期間で多くの損失を出しており、北朝鮮軍の攻撃能力は著しく減退したのはほぼ間違いない」と指摘した。
米シンクタンク、戦争研究所は16日、これまでのペースで死傷者が出続ければ、4月中旬までに同州の北朝鮮兵は全滅すると分析した。
ウクライナ軍高官は取材に、北朝鮮軍の増派に関する具体的な動きは察知していないとしつつ「北朝鮮が追加の兵力を送り込む可能性は十分にある」との見方を示した。
【写真】 ウクライナ軍拠点に突撃した北朝鮮兵士を上空から撮影したとする映像の一場面(ゼレンスキー大統領のXから・共同)