防災ニュース
連日の雨 不安、疲労
2020年7月9日
「これ以上大雨が続くと怖い」。県南部平野部を中心に非常に激しい雨が降った8日、連日の豪雨で避難を繰り返している住民には疲労の色がにじみ出ていた。9日以降の大雨を心配する声も聞かれ、浸水や土砂崩れへの不安が膨らんでいる。
午前6時50分までの1時間に50・5ミリを観測した串間市では、福島、大束地区に避難勧告、本城など4地区に避難準備が出た。市民総合体育館に妻と避難した同市西方、古川啓之さん(80)は「福島川の水位上昇に不安を感じた。6日にも避難しており、早く梅雨が明けてほしい」。
日南市でも午前6時7分までの1時間降水量が58・5ミリに上り、市は避難準備を発令。同市酒谷の国道222号では路肩決壊などが起き、片側通行となった。日南市宮浦の国道220号宮浦トンネル付近では側溝から吹き出した土砂が道路をふさぎ、対策のため一時片側通行となった。
同市大窪、森山国光さん(77)のミカン園では土手の2カ所が崩れて土砂が流入。「経験のない激しい雨だった。雨が続くと被害がさらに拡大する可能性があり、怖い」と話していた。
同市には裏山が崩れたなどの情報が寄せられており、確認を急いでいる。
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