防災ニュース
医療防災拠点が完成 医師会病院8月から運用 宮崎市
2020年7月19日
大規模災害時に速やかな救援・救助活動が行えるよう、宮崎市が東九州自動車道宮崎西インターチェンジ(IC)近くに整備を進めていた「生目の杜医療防災拠点」の除幕、竣工(しゅんこう)式は18日、同市有田・柏原の同拠点であった。医療関係者ら約100人が出席し、新たな拠点の完成を祝った。
同拠点は広さ約14・8ヘクタール。市道・生目の杜西線沿いに市郡医師会病院や宮崎歯科福祉センターなどの医療関連施設を配置する「公益的施設用地」(約5・6ヘクタール)と、災害時に自衛隊などが野営したり、応急仮設住宅を建てたりする「防災緑地」(2・5ヘクタール)などが並ぶ。並行して整備が進められた医療関連施設の運用は8月1日から始まり、防災緑地は平常時には市民の憩いの場として開放する。
南海トラフ巨大地震が発生した場合、同市内は約4010ヘクタールと広範囲が浸水すると想定されている。このため、市は防災施設と医療関連施設を集約しようと、事業費36億700万円で、2017年度から同拠点の造成工事を進めていた。
式典のあいさつで戸敷正市長は「医師会などと協力して市民の命を守る拠点にしたい」、同医師会の川名隆司会長は「拠点としての役割を果たすため、全県の急患に対応していきたい」と訴えた。
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