防災ニュース
移転の宮崎市郡医師会病院 6日から外来受け入れ
2020年8月5日
南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備え、宮崎市有田に新築移転した同市郡医師会病院(病院長・川名隆司同医師会会長)が運営を始め、6日からは外来診療を実施する。東九州自動車道宮崎西インターチェンジ(IC)周辺というアクセスの良さを生かし、広域から患者を受け入れる。大規模災害時には地域災害拠点病院として災害医療に当たる。
新病院は同市有田・柏原の「生目の杜医療防災拠点」の公益的施設用地約5・6ヘクタール内に建設。1日から運営を始めた。鉄骨6階建て(延べ床面積2万4505平方メートル)で、病床数は19床増の267床。屋上にはドクターヘリなどが離着陸できるヘリポートを設けた。建設費は約120億円で国、県の基金などを活用した。
磁気共鳴画像装置(MRI)1台を新たに導入したほか、コンピューター断層撮影装置(CT)を増設。手術台と心・血管X線撮影装置が一体となった「ハイブリッド手術室」を設け、循環器内科などでより高度な最新医療を提供する。
同拠点には宮崎歯科福祉センターや宮崎市郡薬剤師会営薬局、宮崎看護専門学校なども整備され、いずれも1日付で運営開始。災害時は宮崎市郡医師会などが連携して災害医療を担う。
同医師会の川名会長は「広域から重症患者を受け入れ、災害医療拠点としての役割も果たしたい」と力を込めた。
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