台風8号本県上陸恐れ 5日夕方にも強風域
2019年8月5日
台風8号は4日、日本の南の海上を西北西に進んだ。5、6日にかけて九州にかなり接近し、本県に上陸する恐れがある。県内では、早いところで5日夕方に風速15メートル以上の強風域に入り、6日未明から正午までに最接近する見通し。宮崎地方気象台は暴風、高波、低い土地の浸水や土砂災害などへの警戒を呼び掛けている。
同気象台などによると、台風は4日午後9時現在、小笠原諸島・父島の北西約310キロにあり、時速35キロで北西に進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。中心から北側330キロ以内と南側170キロ以内が強風域となっている。
5日正午までにやや発達して暴風域を伴い、県内は6日未明から暴風域に入る恐れがある。5日夜から6日午前は県内全域で大雨となる見込み。1時間60ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨も予想される。6日正午までの24時間予想雨量は多いところで200~300ミリ。
5、6日の本県沿岸の波の高さは最大7メートル、うねりを伴う大しけとなる見通し。高潮による浸水害、竜巻などの激しい突風が発生する恐れもある。
同気象台は「台風が小さいため、かなり接近しないと影響が分かりづらく、急に雨や風が強まることが予想される。油断することなく、最新の気象状況を確認して警戒してほしい」としている。
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