漏斗雲目撃相次ぐ　被害確認なし都城

2019年9月3日

　２日午後２時４０分ごろ、都城市で渦状の「漏斗（ろうと）雲」の目撃が相次いだ。宮崎地方気象台によると、漏斗雲は大気の状態が不安定となり、竜巻が発生する過程で見られる現象で、先端が地上に達すると竜巻になる。被害は確認されていない。

　同市鷹尾３丁目、会社員青木順子さん（４５）は午後２時４０分すぎ、同市庄内町から竜巻のような雲を確認。上空から細長く伸びた雲がゆっくりと動き、１０分ほどで消えたという。青木さんは「こっちに来るのではないかと思い怖かった」と話していた。

　同気象台は、同日午後３時１１分に同市を含む県南部の山沿いに竜巻注意情報を発表。県内は３日も、大気の状態が不安定となり、落雷や竜巻など激しい突風が発生する恐れがある。

【写真】都城市で発生した「漏斗雲」＝２日午後２時４４分、都城市庄内町（青木順子さん提供）

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