ホンダロック昨年覇者と0―0
2010年4月30日
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第8節第1日(29日・宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場ほか=8試合)ホンダロックは0―0でSAGAWA・SHIGA(滋賀)と引き分けた。通算成績は1勝4分け3敗、勝ち点7で順位は暫定14位。
前半は互いに決め手を欠き無得点。後半はホンダロックが徐々にペースをつかんだ。終了間際はCKをDF水永翔馬が頭で合わせたがクロスバーに当たり、こぼれ球を拾ったMF原田洋志の右足シュートもゴール上へ外れ、最後の好機を生かせなかった。
ホンダロックは第9節の5月2日、石川県津幡運動公園陸上競技場でツエーゲン金沢と対戦する。
■逃げない戦いに自信
後半ロスタイム、MF原田洋志のシュートがクロスバーの上へ外れると、スタンドからこの日一番の悲鳴とため息が漏れた。直後に試合終了の笛。昨季最終戦で0―3と完敗したリーグ王者を無失点に抑え、勝ち点1は上出来。でも、勝ち点を「2」逃したともいえる。
それだけ内容が良かった。前節は開始4分で失点。出はなをくじかれ、0―3で敗れた。その反省から、全員が高い守備意識を持って試合に集中。特に敵のFW御給匠をDF陣が厳しくマークし、攻撃の基点をつぶした。
後半は主導権を握って攻め立てた。シュート数はホンダ7、SHIGA2。ただ精度を欠き、ゴールは奪えなかった。
リーグは次節が前期の折り返し。今季はここまでホームで無敗。連敗もない。MF前田悠佑は「相手は本調子じゃなかった。でも苦しい中でも逃げずにボールをつないで攻められた。そこは自信になる」。FW山下優一郎は「強いチームは戦いながら弱点を修正し、成熟していく。自分たちもそうなれば上位に食い込めると思う」と話した。(久保野)
【写真】【ホンダロック―SAGAWA・SHIGA】後半ロスタイム、シュートを外し悔しがるホンダロックのMF原田=宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場