ホンダロック、ホーム戦黒星
2010年5月10日
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前期第10節最終日(9日・宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場ほか=8試合)ホンダロックは1―2で栃木ウーヴァFCに敗れた。通算成績は1勝5分け4敗、勝ち点8で順位は16位。
前半19分に先制されたホンダロックは、後半38分にオウンゴールで同点に追い付いた。しかし最後まで栃木の堅守を崩せず、ロスタイムに決勝点を奪われた。
ホンダロックは第11節の16日、長野県の松本平総合球技場で松本山雅FCと対戦する。
■「悪癖」再発勢い欠く
強敵には引き締まったプレーを見せるのに、格下相手だと気が緩む。そんなホンダロックの悪癖が出た試合だった。
試合前の順位は、ホンダ15位、栃木14位。ここまで上位との対戦が多かったホンダにとって、ホームでの栃木戦は勝たなくてはいけない試合。立ち上がりから栃木のプレスは緩く、自由にボールを回せた。ゴールラッシュが期待できそうなスタートだった。
ところが堅守からリズムをつかんでいたいつもの試合と勝手が違うからか、なかなかペースをつかめない。相手に合わせたように運動量も少なくなり、次第にピッチ上から緊迫感が消えた。
すると19分、自陣ゴール前でパスをさらわれ失点。一度狂った歯車は最後まで元に戻らず、後半ロスタイムにクリアミスから決勝点を献上した。
MF前田悠佑は「余裕がありすぎて悪い流れになった。自分たちが『やれる』と思うと締まらなくなる」。この悪癖は前回のJFL参戦時もあった。選手やスタッフが入れ替わっても続いているのは問題だ。これで4戦連続勝利なし。得点もこの日の1点だけと、チーム自体も悪い流れの中にある。(久保野)
【写真】<ホンダロック―栃木ウーヴァFC>前半、ゴール前に攻め込むもGKに阻まれるホンダロックのFW木下(手前)=宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場