集中力不足突かれる
2010年3月15日
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善戦したホンダロックだったが、昨季2戦2敗のV・ファーレン長崎に三たび同じスコアで敗れた。廣池寿監督は「去年と一緒。ディフェンスの集中力不足。点を取られるまで対等に戦えていたのにもったいない」と吐き捨てた。素早いプレスなど堅守を武器に攻撃の芽を摘んだ。そのままサイドや前線へスピーディーに展開して反撃、Jリーグ準加盟チームのゴールを脅かした。前半終了間際にはGK桑原一太が強烈シュートをファインセーブし、チームの士気も上がった。
しかし後半、昨年も痛い目に遭ったセットプレーからあっさり先制されると、焦りから攻撃のリズムが狂い始めた。追い付くこともできず、結局2ゴールを許した。DF白川伸也は「注意していたのにやられた。もっと集中していれば…」と最初の失点を悔やんだ。
黒星スタートに「全員で守備意識を高く持たなければ。この悔しさを次のホーム戦にぶつける」とDF谷口研二主将。今シーズン掲げた目標は10位以内。JFL復帰2季目の飛躍のためにも、開幕早々の連敗は避けたい。(赤塚)
【写真】【ホンダロック―V・ファーレン長崎】開幕黒星スタートに肩を落とすホンダロックイレブン=長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場