ホンダロック連敗 FC琉球に0―1
2010年8月2日
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前期12節最終日(1日・宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場=1試合)ホンダロックは0―1でFC琉球(沖縄)に敗れた。通算成績は4勝8分け8敗、勝ち点20で順位は暫定16位。
ホンダロックは0―0の後半開始早々、ミドルシュートを決められ先制を許した。MF前田悠佑の直接FKやDF上田常幸のヘディングシュートで反撃したが、相手GKの好セーブに阻まれ、最後までゴールネットを揺らせなかった。
この試合は5月23日実施予定だったが、口蹄疫のため延期されていた。ホンダロックは7月25日の後期第4節に続く、ホーム戦2連敗。
同日は後期第5節の4試合もあり、ガイナーレ鳥取―町田ゼルビアのJリーグ準加盟同士の対決は、鳥取が勝った。
ホンダロックは後期第6節最終日の8日、小林総合運動公園市営陸上競技場で流通経大FC(茨城)と対戦する。
■点取り信頼得たい FW伊勢
ホンダロックはルーキーFW伊勢隆司が2戦連続で先発出場。リーグ戦初ゴールは奪えなかったが、持ち味のスピードを生かして積極的に攻撃を仕掛けた。
エースFWとして活躍した日章学園高を卒業して4カ月。実戦から遠ざかり、試合勘の鈍りや体力面の不安もあったが、「この2試合でずいぶん感覚が戻ってきた」。ミドルシュートやドリブル突破、鋭い動きだしでゴールを狙った。得意ではない守備でも懸命にプレスに走り回った。
廣池寿監督は「彼のスピードは相手にとって脅威。きょうもチャンスをつくっていた。経験を積めばプレーに余裕が出てくるだろう」と成長を期待する。
仲間にボールを要求してもパスが出てこないなど、まだ信頼を勝ち取れていない面もある。伊勢は「もっとコミュニケーションを重ね、試合に出続けて自分の動きを理解してもらう必要がある。まずは1ゴール。点を取れば信頼されると思う」と奮起を誓った。
【写真】<ホンダロック―FC琉球>相手MFと競り合うホンダロックFW伊勢=生目の杜運動公園陸上競技場