ホンダロック敗れる アルテ高崎に0―1
2010年8月23日
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前期第14節最終日(22日・宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場=1試合)ホンダロックは0―1でアルテ高崎(群馬)に敗れた。通算成績は6勝8分け9敗、勝ち点26で順位は13位。
ホンダロックはボールを支配したが、プレーの精度を欠いた。前半はMF前田悠佑がGKと一対一になったり、MF小原拓也が右サイドから再三クロスを入れたりしたが無得点。後半27分にFKから失点すると、FW首藤啓祐を投入。さらに長身のDF沢村憲司を前線に上げてパワープレーを仕掛けたが、最後まで相手ゴールをこじ開けられなかった。
試合は6月に予定されていたが、口蹄疫のため延期となっていた。
次戦の後期第7節は9月11、12日にあり、ホンダロックは11日に群馬県でアルテ高崎と対戦する。
◎痛い取りこぼし下位抜け出せず
ホンダロックは、またも下位相手に星を取りこぼした。人数を割いてゴール前を固めた相手守備を崩し切れず、セットプレーのワンチャンスで失点。「最悪でも引き分けなくては。きょうの負けは痛い」と広池寿監督はうめいた。
試合前、6月から勝ちのないアルテ高崎は暫定16位。ホンダロックは同13位で、勝てば12位と下位から抜け出せた。順位通り、ゲーム前半を支配したのはホームのホンダロック。自由にボールを回し、高崎に襲い掛かった。
しかし再三の好機を逃すと勢いが消えた。運動量も減り、前線と中盤の間に大きなスペースができた。強引に縦パスを通そうとしても、相手守備網に引っ掛かった。
手詰まり感打破のため、前節途中交代で結果を出しているドリブラーMF下木屋翔の投入が期待されたが、ベンチの選択はシュート力のあるFW首藤啓祐。しかしその交代直前に失点した。
広池監督は「僕の判断も遅かった。流れを変えるために早めに仕掛けた方が良かった」と嘆いたが後の祭りだった。
以前も指摘したが、格上が相手だと引き締まった試合をするが、格下には不覚を取る。相手の戦術に応じた対応ができないのは、地力のない証拠。ホンダロックはまだ上へ行く資格がない。下位でもっと修業する必要がある。(久保野)
【写真】<ホンダロック―アルテ高崎>後半、ヘディングシュートを放つホンダロックのDF沢村(中央)