ホンダロック惜敗 J2大分に2―3
2010年9月6日
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サッカーの第90回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は5日、大分市営陸上競技場など全国各地で、Jリーグ勢が登場し2回戦32試合を行った。本県代表のホンダロックはJリーグ2部(J2)大分に2―3で惜敗し、3回戦進出を逃した。日本フットボールリーグ(JFL)勢では、ソニー仙台(宮城)がJ1仙台を延長戦の末に1―0で破り、町田ゼルビア(JFLシード)はJ2東京Vを1―0で振り切った。
J1勢は史上初の3連覇を目指すG大阪、名古屋などが順当に3回戦に進出した。
ホンダロックは前半4分、MF諏訪園良平が先制。その7分後にFKから失点したが、22分にMF前田悠佑が加点した。しかし、33分にCKから再び追い付かれると、直後に逆転ゴールを許し、そのまま逃げ切られた。
■善戦に手応え
ホンダロックはJ2大分から2度のリードを奪う善戦を見せながら、1点差で敗れた。昨年に続く「Jクラブ撃破」を惜しくも逃し、広池寿監督は「ミス絡みで失点を招いた。勝てた試合だった」と振り返った。
豊富な運動量と勝利への強い気持ちでプロに立ち向かい、開始直後にはMF諏訪園良平のシュートがゴールに突き刺さった。1点を返されても、前半22分にMF前田悠佑が右足で勝ち越し弾。好ゲームを演じたが「相手はチャンスでしっかり決めてくる強さがあった」と諏訪園。その後のセットプレーとゴール前での好機を確実に点につなげられた。
後半は堅い守備網を切り崩せなかったものの、前田は「相手は全員が主力ではなかったが、流れの中で点を決めることができたし、手応えはある。攻撃面をもっと練習して、リーグ戦に臨みたい」と気合を入れ直した。
【写真】【ホンダロック―大分トリニータ】2回戦で敗れ、肩を落とすホンダロックイレブン=大分市営陸上競技場