GKの奮闘光る
2010年10月18日
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後半のシュート数はホンダロックの4本に対し、相手は11本。圧倒的に攻められながら白星を拾ったチームの戦いぶりに、広池寿監督は「勝って何よりだが、ミスが多い。修正しないと残りのシーズンは厳しい」と苦言を呈した。
佐川印刷(京都)のスピードあふれるサイド攻撃に防戦一方だった。相手の圧力に押されてパスをつなげず、むやみにけり返しては拾われる悪循環。いつ失点しても不思議ではなかったが、相手のミスに助けられた。
けが人が相次ぎ、ベストの布陣ではなかった。さらに守備的MFの諏訪園良平が、前半24分で負傷退場。悪い流れのまま後半開始早々、左サイドからのドリブル突破でゴールを脅かされると試合の主導権を失った。
そんな中でホーム4連戦の初戦を取り、11位ツエーゲン金沢(石川)、12位横河武蔵野FC(東京)と勝ち点34で並んだ。次戦以降の結果次第で、1けた台の順位も見えてきた。
再三の好セーブでゴールを死守したGK石井健太は、「個々に頑張る気持ちはあるが、もっとチームが一つにならないと。戦う気持ちはあったが、まだ出せるはず。こんなに運よく勝てる試合は続かない」と気を引き締めた。(久保野)
【写真】【ホンダロック―佐川印刷】後半、相手ゴール前で競り合うホンダロックのDF上田(左から3人目)とFW熊元(同4人目)=生目の杜運動公園陸上競技場