連続失点悔やむ

2010年10月25日

>> back

　手痛い黒星だ。ホンダロックは先制点を生かせず逆転負け。「何としても勝ちたかった。精神面の弱さや判断力の足りない部分があった」と広池寿監督。勝てば目標の１０位以内に大きく前進していただけに、指揮官は浮かない表情だった。

　後半７分にＭＦ竹井竜太が均衡を破り、一度は勝利ムードが漂った。しかし、５分後にＣＫからあっさり失点。その直後には攻守の要・ＭＦ前田悠佑がこの日２枚目の警告で退場し、勢いは一気にしぼんだ。数的不利から守備の歯車は狂い、今季最多の４点を献上。ＤＦ白川伸也は「後半は自分たちのリズムを失っていた。１人少なくなったときにもっと集中し、声を掛け合うべきだった」と悔やんだ。

　ただ、終盤に２点を返したことは明るい材料。ＦＷ小原拓也は「今日の劣勢での２点は必ず次につながる」。ＦＫを直接決めて３点目を挙げたＦＷ首藤啓祐も「２試合連続得点。大事な試合が続くのでこの調子でいきたい」と前を向いた。