ホンダロック粘り分け
2011年5月30日>> back
前期第13節最終日(29日・長野市南長野運動公園総合球技場ほか=7試合)ホンダロックは1―1で長野パルセイロと引き分けた。通算成績は3勝2分け1敗、勝ち点11で暫定7位。
ロックは後半30分に失点したが試合終了間際、後半から出場したMF前田悠佑の左CKを同じく途中出場のDF沢村憲司が頭で合わせて同点に追い付いた。
前期第14節は6月4、5日に全国各地であり、ロックは東京都武蔵野市で横河武蔵野と対戦する。
■終了間際追い付く
ホンダロックは敗色濃厚な後半ロスタイム、MF前田悠佑のCKを遠いサイドのDF沢村憲司が頭でたたき込んで追い付き、勝ち点1を拾った。「粘り強く決めてくれた。勝ち点が取れたことは次につながる」と池田竜市監督。一方で「内容的には勝てた試合」とも話し、引き分けに物足りない様子だった。
0―0で折り返した後半15分に前田を投入してから優勢な時間が続いた。運動量で相手を上回ってセカンドボールを拾い、決定機も演出。相手GKの好セーブに阻まれたとはいえ、良い流れから押し切れず、逆にセットプレーから先制点を許す展開に、池田監督は「取るところで取れていれば違った展開になっていたかな」と悔やんだ。
上位は混戦模様で順位は暫定4位から7位に後退。負けていれば連敗だっただけに、最後の最後で踏ん張った流れを次戦につなげられるかが重要。前田や沢村、先発したMF山下優一郎らけが人が復帰したのは好材料といえる。殊勲の沢村は「戦力は上がるし、攻撃の選択も広がる」と再浮上へ自信を見せた。
【写真】【ホンダロック―長野パルセイロ】後半ロスタイム、同点ゴールを決めるホンダロックDF沢村(右奥)=長野市南長野運動公園