ホンダロック競り勝つ
2011年6月14日>> back
前期第15節最終日(12日・宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場ほか=7試合)ホンダロックは2―1でMIOびわこ草津(滋賀)に勝って勝ち点を15に伸ばし、暫定5位。通算成績は4勝3分け1敗。
前半は互いに決め手を欠きスコアレス。ロックは後半12分にMF山下優一郎のシュートが決まり先制。同43分に追い付かれたが、ロスタイムにMF屋宮大地が右足でゴールネットを揺らし、4試合ぶりの白星を手にした。
ロックは前期第16節の19日、沖縄県で首位のFC琉球と対戦する。
■新人屋宮が決勝点
試合終了間際のドラマにスタンドが揺れた。後半ロスタイム、MF山下優一郎からの浮き球をゴール前に走り込んだMF屋宮大地が右足でダイレクトシュート。今季新加入のルーキーにとって記念すべきJFL初ゴールは劇的なものになった。「無我夢中で押し込んだ。夢のような気分」と話し、サポーターの声援に応えた。
MIOびわこ草津とは過去3分け1敗と勝てていなかった。「取ったボールをすぐ奪われてしまった」(山下)と難敵との一戦は序盤から相手ペースだったが、堅い守備で点を与えなかった。
後半は攻撃陣が奮起。12分に山下が左足で先制。「いい時間に点が取れ、優位にゲームを進める流れができた」とチームを勢いづけた。同点に追い付かれたものの、試合終了まで選手は走り続け、勝利をもぎ取った。
池田竜市監督は「あきらめずによく頑張った」と選手をねぎらうと同時に「今後はさらにディフェンスを強化したい」と気を引き締めていた。