ホンダロック遠い白星 ホーム最終戦
2011年12月5日>> back
前期第2節最終日(4日・小林市営陸上競技場ほか=6試合)9位のホンダロックは3位の松本山雅(長野)に0―2で敗れた。順位は変わらず、通算成績は11勝11分け10敗で勝ち点は44。
6試合勝利のないロックは前半を0―0で折り返したが、後半7分にセットプレーから先制された。同24分にもセットプレーから失点。松本の堅い守りを最後まで崩せず、ホーム最終戦を白星で飾れなかった。
首位のSAGAWA・SHIGAはカマタマーレ讃岐(香川)を2―1で下して勝ち点を67に伸ばし、2年ぶり3度目の優勝を決めた。
Jリーグ準加盟の松本は3位を守り、J2参入の成績面の条件となる4位以内が確定。来季からのJリーグ参入を決めた。
10、11日は東日本大震災の影響で延期になった今季最終節の前期第1節の8試合がある。ロックは11日午後1時から秋田市でブラウブリッツ秋田と対戦する。
■経験不足を露呈
7試合ぶりの勝利を狙ったホンダロックだったが、後半に若さが裏目に出て、セットプレー2発に沈んだ。
7分はMF諏訪園良平(24)、24分はDF黄大俊(23)が、ゴールに近いエリアでファウルを誘うようボールをキープした相手を不用意に倒し、FKを与えてしまった。
松本はこの好機を逃さず、プレースキックの名手・大橋正博(元川崎)が精度の高いボールをゴール前へ放り込み得点。ロックDF上田常幸(26)は「慌てなくていいのに。経験が足りない」と悔しがった。
先発の平均年齢はロック24・5歳、松本26・5歳。加えて松本は修羅場を何度もくぐってきた元プロばかり。倒れ方一つにもうまさがあった。
連敗中のチームには失点を取り返す力はなく、これで1引き分けを挟み6連敗。前半はしっかりパスをつないでリズム良く攻めていただけに、もったいない試合だった。
【写真】【ホンダロック―松本山雅】前半、ミドルシュートを放つホンダロックMF諏訪園=小林市営陸上競技場