ロック7連敗 ミスから逆転許す
2012年4月23日>> back
第7節最終日(22日・宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場ほか=7試合)17位で最下位のホンダロックは7位FC琉球に2―3で敗れ、開幕7連敗を喫した。
前半を0―1で折り返したロックは後半1分にFW肝付将臣のゴールで同点。同12分にはMF松瀬拓矢が頭で決め2―1と勝ち越した。しかし同25分と42分に守備の隙を突かれて失点し、逆転負けした。
ロックは第8節の29日、宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場で午後1時からHOYO大分と対戦する。
■「気持ち足りない」
サポーターの声援は今節も勝利の女神に届かなかった。ホンダロックの開幕連敗が過去ワーストの「6」から「7」へ伸びた。諏訪園良平主将は「ミスからの失点で負けた。応援してくれる方々に申し訳ない」と苦々しい表情を浮かべた。
1点を追う後半から出場したFW肝付将臣の得点で一度は流れをつかんだ。1分、左CKに肝付の右足が鋭く反応。勢いに乗り、11分後にMF松瀬拓矢のヘディングシュートで勝ち越した。
しかし25分と42分にいずれも自陣で球を奪われ失点。センターバック黄大俊は「攻撃の準備をしている時に球を取られ、守備陣形が整わなかった」と顔をしかめた。
7試合中1点差負けが6試合。個々のイージーミスが失点や惜敗につながっている。城和憲監督は「昨年試合に出ていない選手の経験不足が影響している」。諏訪園主将は「何が何でも球を奪うという気持ちが足りない」と反省する。
29日は試合経験豊富な中堅MFの悦田嘉彦と下木屋翔が、けがから復帰予定。城監督は「メンバーが充実し、戦い方が変わってくる」と期待する。黄は「先制点を与えると『また負ける』とムードが悪くなる。勝利への執念を前面に出して失点を抑える」と力強く話した。
【ホンダロック―FC琉球】後半1分、左CKから同点ゴールを決めるロック・肝付(中央)=宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場