ロック9連敗 ホンダFCに0―3
2012年5月8日>> back
第10節最終日(6日・宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場ほか=7試合)17位で最下位のホンダロックは9位ホンダFCに0―3で敗れ、開幕9連敗となった。
ロックは前半29分と30分に立て続けに失点。後半6分にはドリブル突破を止められず追加点を奪われた。
ロックの次戦は9日、石川県でツエーゲン金沢と対戦する。
■2分間で2失点攻守に課題山積
今季最多の1274人のサポーターに、初勝利をプレゼントできなかった。9連敗にホンダロックの城和憲監督は「喉から手が出るほど勝ちたいが…。失点の形が悪すぎる」とがっくり。
前半29分、左サイドからのクロスボールに対応できなかった。ゴール前にいた相手FWは1人。ロックはDF2人がいながら、やすやすと先制ゴールを許した。1分後には右サイドからドリブルを仕掛けてきた相手への寄せが甘く失点。瞬く間に勝機はしぼんだ。
「相手に誰がつくのか、声を掛け合っていれば防ぐことのできた失点」(黄大俊)、「相手より動き出しが一歩遅い。一つ一つの判断をもっと速くしないといけない」(上田常幸)と両センターバックは顔をゆがめた。
詰めの甘い攻撃が守備陣の集中力をそいでいるようにも見えた。ゴール前でのアイデアや連係が足りず、11本のシュートを放つも2戦連続の無得点。FW木下健生は「ゴールに迫る回数は多いのに決め切れない。ペナルティーエリアでの強引さ、相手DFの裏に走る動きが足りない」と自戒する。
攻守に課題が山積みのロック。特効薬はなく、高い意識で練習に取り組み、一つ一つ修正して道を開くしかない。
【ホンダロック―ホンダFC】前半26分、相手DFをかわしシュートを放つロック・木下(13)