長崎に0-4の大敗
2012年7月22日>> back
第21節第1日(21日・宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場ほか=5試合)16位ホンダロックは2位V・ファーレン長崎に0―4で敗れた。通算成績は3勝3分け14敗で勝ち点12。順位は16位のまま。
ロックは前半21分にPKで先制されると、43分にはミドルシュートで追加点を奪われた。後半もカウンターから立て続けに失点。シュートわずか4本と攻撃も振るわず、4試合ぶりの無得点に終わった。
ロックは第22節の28日、宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場で午後1時からAC長野パルセイロと対戦する。
■慢心あったかも
ホンダロックは今季3度目の4失点で完敗。城和憲監督は「個々の技術の差を見せつけられた。ここ数試合チームの調子が良かっただけに慢心があったのかも」と振り返った。
大雨でピッチに水が浮き、お互いロングボールを蹴り合う展開。0―2の後半からロックは182センチのDF上田常幸をFWの位置に上げて攻撃の起点にしようとしたが、なかなかボールが収まらない。対照的に長崎のロングパスは確実に守備ラインの裏を突き、ゴールへ結び付けた。
長崎のシュート数は計7本で、一方的に攻め立ててはいない。だが攻守の切り替えが素早く、守備も全員で体を張るなど勝負どころでの集中力が光っていた。
「何が何でも勝つという気持ちが、相手より下回っていた」とロックの諏訪園良平主将。「うちの選手の方がより走り、ハードワークしていた。それが勝因」と長崎の佐野達監督。技術に加え、勝負に懸ける気持ちの面でも差の出た試合だった。
【ホンダロック―V・ファーレン長崎】前半、相手FWと競り合うロックDF上田(右)=宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場