4戦ぶり黒星 16位変わらず勝ち点差拡大
2012年9月17日>> back
第25節第2日(16日・延岡市西階総合運動公園陸上競技場ほか=4試合)16位ホンダロックは4位YSCCに0―1で敗れた。通算成績は4勝5分け15敗の勝ち点17で、順位は16位のまま。
前半、ロックは粘り強い守備でリズムをつくり優位に試合を進めたが、20分に失点。終了間際の得点機に決定力を欠いた。後半はサイドから攻め立てたが、クロスボールの精度を欠きゴールを奪えなかった。4試合ぶりの黒星で、残留争いをしている15位藤枝MYFCとの勝ち点差は7に広がった。
ロックの次戦は23日、香川県で7位カマタマーレ讃岐と対戦する。
■両FW痛い逸機
ロックはYSCCよりも3本多い10本のシュートを放ったが無得点。FW木下健生は「自分か肝付のどちらかが決めないと。負けた責任を感じる」と前半終了間際のプレーを悔やんだ。
木下がペナルティーエリア左で相手DFに競り勝って球を奪取。同点に追い付く絶好機だったが、利き足とは逆の右足で放ったシュートはGKにはじかれ、球はFW肝付将臣に向かって転がった。押し込むだけで良かったが、雨の影響で球は肝付の予想よりも速く足元へ。「慌てて足を出した」というシュートはゴールポストの右をすり抜けていった。
駒大でDFだった肝付は「グラウンドの状況を頭に入れたプレーが必要だった。FWとしての自覚が足りなかった」とうなだれ、木下は「もっとコースを狙って打たないといけなかった」。
肝付は後半から、木下は同18分にベンチへ下がった。城和憲監督は「うちにはエースFWがいない」と嘆きながらも、開幕戦に起用した2人の奮起に期待する。肝付は「大事な場面でミスし、チームに申し訳ない。この経験を次に生かしたい」と言葉を振り絞った。
【ホンダロック―YSCC】前半終了間際、ボールの行方を見るロックのFW肝付(左)=延岡市西階総合運動公園陸上競技場