蒸し丼南蛮セット
寿一
2006年 2月 3日付宮崎日日新聞掲載
蒸し丼、エビ南蛮、チキン南蛮、みそ汁、漬物、フルーツ。汁気たっぷりで、なめらかに口の中でとろけていく茶わん蒸し。その下にご飯を敷き詰めたものが、今回紹介する蒸し丼だ。
編み出したのは京都の懐石料理店で修業を積んだご主人の多田さん。茶わん蒸しはだしの量、火加減などわずかな差で出来上がりが大きく変わる。一番おいしい茶わん蒸しを求めて研究を重ね、このむし丼が生まれた。具は鶏肉やカニのつめなどが入っている。
茶わん蒸し以上にご主人がこだわっているものがある。お米だ。「どんなにいい料理でもお米がおいしくないと」が持論。お米を厳選した上、とぎ方や炊き方などに妥協を許さない。茶わん蒸しとご飯を一緒に口に運ぶ。とろけていく茶わん蒸しの中に、おいしいお米が現れる。ホッと気持ちが安らぐような味わいの一品だ。ほかに、天むす定食やむし丼単品などがある。
店 | 寿一 |
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住 | 宮崎市大塚町竹下527-1 |
電 | 0985(47)6085 |
営 | 午前11時―午後2時、午後5―10時 |
休 | 木曜日 |
P | 有り |
データはすべて新聞掲載時のもので、変更されていることもあります。来店の際には、電話での確認をお勧めします。 |