防災ニュース
国道220号・宮浦-新鵜戸新ルート 国予算に計上、事業化へ
2020年3月20日
日南市の宮浦地区と新鵜戸トンネルを結ぶ国道220号の新しいルートについて、九州地方整備局は19日、事業化に向けた手続きを進めていることを明らかにした。同国道の「日南防災事業」の一環で、国会で審議中の2020年度予算に関連予算を計上している。
同整備局や県道路建設課によると、新ルートは日南市鵜戸支所付近から新鵜戸トンネルをほぼ直線でつなぐ1・7キロ。ほとんどが山地で、どのような工法で整備するかは今後検討する。
同事業は、国の直轄だが、費用の約2割は県が負担。国から19日、県に今後予算化することについて意見を求める文書が届いた。
日南海岸沿いの国道220号には、連続雨量が170ミリを超えると通行止めとなる「異常気象時通行規制区間」が2カ所あり、通行止めや土砂崩れが発生し、住民生活に支障を来していた。国は解消のため、11年度に同事業へ着手。北側ではトンネル整備などが進んでいたが、宮浦地区から南側は未着手だったため、県や市は早期整備を国に求めていた。
事業化手続きについて、河野知事は「沿線住民の安全安心につながり、大変うれしい。沿線自治体と連携し、早期整備に全力で取り組む」とコメントした。
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