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防災ニュース

地震「引き続き警戒を」 宮崎、都城震度5弱1カ月

2019年6月9日

 宮崎、都城市で日向灘を震源とする最大震度5弱を観測してから10日で1カ月となる。宮崎地方気象台によると、地震活動は沈静化し、県内では1日以降、日向灘を震源とする震度1以上の地震は観測していない。一方、一連の震源が南海トラフ巨大地震の想定震源域であることや、日向灘では過去にマグニチュード(M)6以上が頻繁に発生していることから、専門家は警戒を続けている。

 震度5弱の地震は5月10日午前8時48分ごろ発生。地震の規模はM6・3だった。同11日には延岡市で最大震度4を観測し、その後も断続的に発生したが発生頻度は徐々に減少。県内で震度1以上を観測したのは同29日が最後となった。

 気象庁は南海トラフ巨大地震との関連性はないと結論付け、同気象台の茅野真一郎・地震津波防災官も「地震活動としては、5月10日以前の状態に戻りつつある」と分析する。

 一方、京都大防災研究所宮崎観測所(宮崎市)の山下裕亮助教は、1996年10月19日に発生したM6・9の45日後にM6・7が誘発されたことを指摘。「日向灘はもともとが不安定な状態。同規模の地震やM7クラスの発生リスクは高まっている」と説明。「地震発生直後や1カ月間の行動を振り返ることが重要。防災グッズの準備や家具の固定など対策に不備があれば、今すぐに動いてほしい」と呼び掛けている。

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注意報・警報

令和6年12月19日03時23分
 宮崎地方気象台 発表


南部平野部、北部平野部では、強風や高波に注意してください。宮崎県では、空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いに注意してください。

《¶》令和6年8月8日の地震で揺れの大きかった日南市、宮崎市、串間市、都城市では、大雨警報・注意報の土壌雨量指数を通常基準より引き下げた暫定基準で運用しています。
【宮崎地区】 (発表)波浪注意報、(発表)乾燥注意報、(継続)強風注意報
【日南・串間地区】 (発表)波浪注意報、(発表)乾燥注意報、(継続)強風注意報
【延岡・日向地区】 (発表)波浪注意報、(発表)乾燥注意報、(継続)強風注意報
【西都・高鍋地区】 (発表)波浪注意報、(発表)乾燥注意報、(継続)強風注意報
【小林・えびの地区】 (発表)乾燥注意報
【都城地区】 (発表)乾燥注意報
【高千穂地区】 (発表)乾燥注意報

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