安倍晋三首相が週内に衆院を解散する公算が強まる中、来月21日投開票の知事選に向けて準備を進めてきた宮崎県内の各選挙管理委員会が対応に追われている。衆院選投開票日が有力視される14日となった場合は2週連続、21日の場合は同日選となり、選管担当者は投開票の会場確保や資機材手配、人員のやりくりに気をもむ。高千穂町では町長選とのトリプル選も予想され、「時間が足りない」と休日返上で準備を加速させている。
年末のイベントが集中する時期と重なり、各選管は会場確保に頭を痛める。西都市選管は市民体育館を過去の選挙で開票所として使用。衆院選実施が有力視される14日はスポーツ大会が予定されていたが、主催者に日程変更をお願いして場所を押さえた。
【写真】知事選や衆院選を見据え、投票所で使用する記載台などの資機材を点検する宮崎市職員=16日午前、宮崎市吉村町