自分らしく、実寸で生きる」が信条 子連れのワークスタイルで発想はグローバルに
2017年12月07日掲載
東郷 あすかさん(30歳/宮崎市)
Katatium 広報PR担当
自分らしく、実寸で生きる」が信条
子連れのワークスタイルで発想はグローバルに
宮崎市の中心市街地にあるウェブ制作会社「Katatium(カタチウム)」の広報・PR担当、東郷あすかさんの信条は「仕事も子育ても私らしく、実寸で生きる」。「大好きな宮崎で泣いたり、笑ったりしながら人生を楽しみたい」と自然体で話す姿からは、これからの宮崎をけん引する女性の1人と紹介するにふさわしい、秘めた芯の強さが感じられます。
大学卒業後、東京で9年間を過ごし宮崎へUターン。地元で出会い結婚した夫・剛さんと共に2014年、同社を設立しました。設立後間もなく誕生した長女・あおいちゃんの存在が、新しいワークスタイルを模索する第一歩に。個人で取材や原稿制作を請け負って仕事の幅を広げる一方、同社の代表を務める夫の理解と協力のもと、「子連れで働く」というスタイルに。仕事場で現在1歳3カ月の愛娘を抱き寄せながら、「日々成長する子どもと過ごす時間が何よりも幸せ。宮崎は子育てに寛容な方が多く、助かっています」。
東郷さんの会社では、インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」に参画、宮崎版担当として地域活性に関する事業など、これまでに16のチャレンジをサポートしています。また、訪日外国人の受け入れ拡充を目標に「宮崎インバウンド隊」の活動もスタート。宮崎の観光資源や人材をウェブサイトやSNSを活用して情報発信しています。「ITはどんな分野とも絡めるし、宮崎のような地方ではさらに重要な側面となります。今後はインバウンド支援事業により力を入れていきたいですね」と将来のビジョンを語ります。
会社の業務もフリーの仕事も、大切な夫と娘の存在がインスピレーションの源に。自分らしいワークスタイルを見つけ出し、子育てできる環境が、自由な女性のまなざしを世界へと広げ、今後の活躍からも目が離せそうにありません。